プロレスの木村花が、ネットによる誹謗中傷を受けたことで、不幸な死を遂げたと報じられています。 アメリカでは白人警官が黒人を窒息死させたという事件が起きました。どうしてあそこまでできるのかと不思議になります。が、悪いやつをとっちめてやるという「間違った正義感」ほど、人間をおかしくするものはありません。すべての戦争は、正義対正義の戦いだからです。しかし憎しみに対して憎しみで応戦するかぎり、僕らは滅びの道を歩み続けることになります。その意味で今の世は、すでに限界まで来ているのではないでしょうか。神は、実に、ひとり子を賜るほどに「世」を愛されました。神の子キリストは「世の救い主」として来られ、人類が世界規模で愛し合い赦し合うひな型となられました。赦しがたい!と思う相手に対し「父よ彼らをおゆるし下さい。彼らは何をしているのかわからないのです」というとりなしの祈りを捧げること。これが今、神の我々に期待する「神との共同作業」の中身なのです。
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