イスラエルの民は、自らの不信仰のゆえにバビロン捕囚に遭いました。が、それは神の世界宣教の一環でした。それゆえ彼らは、引いて行かれた敵国の都バビロンの繁栄を祈るようにと神に求められました。実は、東京都心に置かれている僕たちについても、同じくこの東京のために祈ることを神は期待しておられます。それは、この東京の繁栄が自らの繁栄でもあるからです(繁栄は、ヘブル語でシャローム)。そのためには宣教のために都心に導かれた「捕囚の民」である我々が、まず神に癒されることが必要で、そのためには赦し赦され愛し愛される場としてのコミュニティーが不可欠であり、そのためにこのTCCが東京に立てられました。 ところで僕らは仕事に全身全霊を注ぎます。それ自体は良い事です。が、その成果や組織を通してアイデンティーを確立しようとするとき、仕事や組織が偶像化し、結局ひたすらそれを通して「名をあげる」だけの空しい人生となります。そこでは優越感が支配し、その人は結局「良好な人間関係と栄光ある人生」の両方を手にすることはできません。この両方を獲得するために必要なのが、神との確かな関係、真のシャロームなのです。さて、あなたの人生はどちらを向いているでしょうか。
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