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礼拝メッセージ

いのちのパンである方
ヨハネ6:1-15

5000人のお腹がいっぱいになるだけの大量のパンを、イエスが生み出されたお話がここでは述べられています。有名な奇跡です。この御業を通してイエスが僕らに伝えたかったことは、次の3点。(1)決してイエス単独のわざではなかったこと。5つのパンと2匹の魚を持ってきた少年、それをイエスに紹介した弟子のアンデレ、そして増えたパンを群衆に配ってまわった12弟子。彼らの協力なしには起こり得なかったのです。奇跡は人の手を通してなされるのです。(2)「一つも無駄になさらない」方がイエスだということ。これが「一人も滅びないで」(ヨハネ3:16)にも通じるイエスの基本姿勢であり、その熱心によってイエスは十字架に掛かってくださったのです。(3)大麦は本来家畜のえさ。この大麦のパンという、貧しさの象徴のようなものが、イエスの手を通る時、とんでもない奇跡のために用いられるということ。ですから私たちの賜物を、気後れすることなくどんどん提供し、神の御業のために大いに使って頂こうではありませんか。