カテゴリー
礼拝メッセージ

神の栄光のストーリー
創世記42:1-38,43:1-15

ヤコブは、ベニヤミンだけは失いたくなかったから、息子たちにエジプトに食料を買いに行くよう命じながらも、愛妻ラケルの子ベニヤミンだけは連れて行くなと言います。が、一家の救いのためにこのベニヤミンを手放すことを決断した時、歴史が動いたのです。そしてその結果、彼はベニヤミンのみならず、もう死んだと思っていたヨセフまで取り返します。あなたが最も愛するものを神にお捧げするなら、神はそれに倍するものを持ってあなたを祝福してくださいます。 ジョン・ニュートンは、1747年の大回心のあとも奴隷船の船長を2年続け、退職後も同船舶会社の株の配当で10年間生活をします。それはなぜか。彼は長年、自分は奴隷を搾取する側だと思ってきましたが、実は自分が「奴隷」だったことに気づくのに12年かかったのです。船長職も株も手放すのは痛手、マイナスです。が、それを手放すことで本当の実りを手にするのです。あなたが大切にしているものは何でしょう。奴隷船、ベニヤミン号は何でしょう。 主イエスの取られたロスと、主イエスの受けられた苦痛(ピリピ2:6-8)を理解して、僕らは初めて自分のロスも苦痛も実は大したことはなかったと知ります。そして何かを成し遂げた後もその栄光を横取りすることはありません。すごいのは自分じゃなく神様だと知っているからです。それゆえにあなたの栄光はますます増し加わる、これが神の予定されているあなたの人生です。奴隷船を降りて早くこの神の大船に乗り換えたいものです。