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礼拝メッセージ

イエスはよい羊飼い
ヨハネ10:7-21

「わたしは羊のためにいのちを捨てます」と言われたこのイエスのことばを、私たちはどれだけ自分へのことばとして受け取っているでしょう。私たちクリスチャンは、誰かのお世話をするとき、その人の中にイエスを見ます。これは素晴らしいことです。が、自分の中にイエスを見ているでしょうか。 困っている人、間違っている人を助けるには、困っている自分、間違っている自分に今寄り添い、助けてくださるイエスを見、その癒しを受け取った時に、初めてその人に対しても本当の伝道ができるのです。 またイエスが関心を示された「わたしの囲いに属さないほかの羊たち」は、これまで教会には見向きもしなかった人たちのことですが、この人たちを本当の牧者に連れ戻すには、私たち自身が「その牧者に今日帰るという」方向性を持っていることが必要です。 イエスが私たちの中でそのように働いてくださっていること自体が、レジリエンス(折れない心)です。そして、自分の弱さをイエスによって支えて頂いているという方向性が見えた時、周囲の人も本気でイエスに頼ってみようという気になるのだと思います。今どんな状態かということより、今イエスを見ているか。その方向性が大切なのではないでしょうか。