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礼拝メッセージ

ラザロよ、出て来なさい
ヨハネ11:38-46

日本人も、ギリシア人も、世界のもとの状態は死んだもので、そこには命はなく、無だったと考えます。命はその上に一瞬咲いたあだ花みたいなもの、だから最後は死に帰ると考えるのです。でも聖書はまったく逆のことを言います。初めにあるのはいのちであって、光だと。だから僕らは、本来的な立場に戻るなら、いのちと光に戻るのです。 イエスは「栄光の栄光」「光の光」です。それほどに光なるお方が、今墓に訪れる。それが「ラザロよ、出て来い」の叫びでした。あなたは今、墓場としか思えないようなところに居ませんか。ラザロよ出て来い。そこはあなたのいる場所じゃない。世界は元々いのちと光に満ちている。初めにあったのがいのちなら、終りに登場する栄光もやはりいのちなのだと主は言われます。 病を持つ方のために祈る機会があるなら、癒しと同時に、その方が永遠のいのちを頂くために全身全霊で祈りましょう。今いのちの主が、あなたに触れようとしていますよと。僕たちは、ラザロを墓から呼び出し、死んで死に打ち勝たれた勝利者なるイエスを知っているからです。そしてこの2000年前の事実を今の自分のところに引っ張ってくるのが信仰なのです。