僕らは何を愛して生きているのでしょう。結局は「人からの誉れ」かもしれません。それは魅力的です。人に褒められて気分の悪い人はいないからです。だから、人の評価を気にしない、人を恐れない生き方というのは、言うは易く、そう簡単にできるものではありません。本当に人の評価を気にしない唯一の手段は、神を愛し、「神からの誉れ」を愛することです。 僕らクリスチャン・ビジネスパーソンにとって、仕事を通して神の栄光を証しすることは大切です。特にうまくいかない時こそ、その人の本質は出て来るものです。こんな最悪の状況にあってもあの人は崩れない。部下に当たるわけでもなく、いつも通り粛々と、淡々と、為すべきことをやっている。これはあの人のかつて言っていた信仰の故ではないかと周りが思う、それがキリストの香りなんじゃないでしょうか。 教会ではクリスチャンらしく、そして社会では社会の価値基準にどっぷり。そんなダブルスタンダートの教会生活は疲れます。どちらも持ち出しだからです。頑張って教会に来てもそこからエネルギーをもらえないのです。が、昨今の若者は、自分の人生で何が大切かを見極め、それを共有できる人間関係を持つことを最高の生き方と考える、そんな時代になったと言われます。日本独特の「本音と建て前」はもうはやらないんです。 僕らはイエスの復活を知る者です。「いつも喜んでいなさい」は、それ故にできることです。「わたしはすでに勝利した」と主は言われましたが、僕らはその勝利を知る者たちです。僕たちクリスチャンは、本音と建て前の2本立てでなく、神からの栄誉の一本勝負の人生をこの2000年貫いて来た特殊な種族です。主はよみがえられた、主は勝ったと、このことを証しするために僕らは社会に遣わされているのです。
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