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礼拝メッセージ

アブラハムの収獲
創世記14:8-24

アブラハムは、北の王の攻撃を受けて誘拐されたロトたちを救出しますが、その帰り道、メルキゼデクという不思議な祭司から神の祝福を受けます。アブラハムは、自分の成功が神によるものだということは知っていました。が、いよいよ、その神の御守りと祝福に、大喜びします。そしてその応答として、メルキゼデクに一番良い戦利品の十分の一を与えました。それも誰かに言われてではなく、自分から、喜んで。すべては恵み先行、祝福先行。これが神の順番です。 ザアカイもこのように呼ばれましたが(ルカ19章)、私たちは「アブラハムの子」です。それは神の恵みを受けた者という意味であり、私たちへの神の祝福はピンポイントです。決して雨や空気の様に無機質なものではありません。かつ一人一人に対する神の思いがあります。いつどんな形でその人を祝福するかは、神の御手の中にある。そして今悲しみの中にある方には、特に強く、はっきりと、誰が見ても分かる形で与えてくださる。これか父なる神の祝福です。 パウロしかり、ザアカイしかり、すべての「アブラハムの子」たちにとっての最大の祝福は神ご自身です。パウロは、「もっとイエスのそばにいたい、触っていたい、癒されたい、平安でいたい」と願いましたが(ピリピ1:21~)、そんな私たちの思いに、主ご自身が「わたしは世の終わりまであなたがたとともにいる」と約束してくださっています。この臨在の主とともに、世の破れをつくろい、神の栄光を表す働きへと召されて参りましょう。