僕たちは、自分の人生に於いて何か大きなことをしたいと願います。それをambition、野心と言います。特に青年時代のそれは強烈です。その根っこは、自分がいい思いをしたい、勝ちたい、あいつの上に立ちたい、支配したいという間違った思いです。でもその求めるところが信仰の中に入れられる時、だんだん聖別され、個性的な要求が進化して、最後はいい形で成就する。これがヨセフをはじめとするクリスチャンの人生物語です。 そのためには、まず個性に生きることです。神が、小さな声で、志を立てさせ、それをなさしめる(ピリピ2:13)、その中であなたの個性が伸びていきます。これが分かると、ねたみというものがなくなります。自分には自分の使命があり、生き方がある。自分の個性がはっきりしていて、それを神に完成していただく。それが分かっているなら、他人の個性をうらやむなんてことにはならないわけです。 青年のみなさん。みなさんの理想、野心…それはあなたの個性の発露です。それは神の下さったものだから間違いなくいいもの。それを消さないこと、大事にすることです。それが、悲しみ、苦しみ、涙、いろんなことを通して、大小さまざまな挫折を100回以上繰り返し、きよめられ、予想もしなかった大いなることのために用いられる。これがクリスチャンの歩みです。これがイエスを信じる信仰者の人生です。なんかワクワクしてきませんか。
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