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礼拝メッセージ

主がお入り用なのです
(三橋与志哉師)
マタイ21:1-11

イエスキリストがエルサレム入城の時に乗ったのは、馬ではなく子ろば、それもまだ人を乗せたことのない荷物用のろばの子だった。なんとたよりないことだろう。でもこの経験不足のろばを、イエスは弟子たちに「主がご入り用なのです」と言って連れて来させられた。 自分がどんな状態かが重要なのではない。大切なのは、主に「あなたが必要だよ」と呼んで頂くこと。そして神のご栄光のために用いられること。そこに最大のよろこびがある。 子ろばのそばには母ろばがついていた。経験のない子ろばのサポート役として。奉仕には、中心となる働きと、副の働きがある。しかし子ろばは、この母の存在で、初めて自信をもって大勢の人前に立つことができたのだ。 子ろばに乗った主の目線は、周りの人々と同じ高さだった。馬上から見下ろすことのない平和の王、へりくだりの主、仕えるために来られた方のお姿だ。主は、この後、我々の罪の贖いのために、十字架に身を置き、最も低くみじめな最期を選んだ下さった。