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礼拝メッセージ

迷子のメーコ・たった一人のために
(山田真佐子師、山田豊師)
ルカ15:4-7

江戸時代の武士、原主水(はら・もんど)は、キリシタン禁令の中で伝道したことのゆえに火あぶりとなったが、その子孫が銀座に十字屋という文書店を開き、それがのちに原女学院となった。女子学院の前身だ。そんな歴史を調べる中で都心での教会開拓とTCCを応援してきた。銀座は元々キリスト教となじみが深いのだ。 一匹を捜す羊飼い、一枚のコインを捜す女性、一人の放蕩息子の帰りを待つ父親と、ルカの福音書は続く。失った者を必死で探す一人の人が居たということ。手のかかった生徒ほど、卒業後も教師は気にかけるものだと、ある老教師は、手をかけた教え子の葬儀に、自分は足が悪いのに、車いすを自動車に積んででも出席した。 この子のためには行かないとだめだという思いであなたを見、あなたの救いを求めて走り、そのために十字架にかかった方がいる。それが主イエスキリストだ。そうして救われたあなたなのだから、やはり一人の人の救いの為に、この都心でこれからも労してほしい。またそれを支えるTCCであってほしい。