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礼拝メッセージ

恐れるな、あなたの王が来られる
(関野祐二師)
ヨハネ12:12-19

イエスの王の立場を、ピラトは理解できませんでした。血を流す王?どうして?訳が分からなかったのです。軍馬にまたがる宮のきよめのリーダー、ユダ・マカバイオスのような王をみんな望んでいたのに、実際現れたイエスはロバに乗っていたからです。パリサイ人は言うに及ばず、それを見る弟子たちも、そこにいたラザロの復活の証人達も、その噂を聞いた人たちにも分かりませんでした。 しかし「人の子が栄光を受ける時が来た」(ヨハネ12:23)との、以前イエスの語られた言葉を思い出した時、分かったのです。それはローマへの勝利ではなかったことを。「ホサナ(万歳)、恐れるな」とは、死と罪に対する勝利、復活の勝利を歌っていたのです。 今年の受難週、この王を迎えるにあたってあなたは何を残しますか。へりくだりですか。忠誠ですか。それとも愛ですか。黙示録7章では、人々は完成された御国でイエスを迎えるとあります。そこでは何の隔たりもない、バリアフリーの礼拝が展開されています。先に礼拝する我々が、あとから来る人たちに祝福を残す、そのような受難週でありたいと思います。