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礼拝メッセージ

宣教の緊急性
Ⅱコリント5:11-21

カルビン・ハンソン師は、コンプレン師の神学校の学長だった。日本の伝道の難しさと、それでも神が日本を愛しておられるという篤い思いを、学生時代、米国福音自由から最初の宣教師として日本に派遣され、帰国したばかりのハンソン師から直接聞いた。今回、渋谷のスクランブル交差点で信号待ちをし、満員電車に乗り、45階のビルから街を見下ろしながら、ハンソン師の当時の情熱と、忙しい日本人に如何に福音を伝えるかを思いめぐらして来た。

コロナが猛威を振るった3年前のこと。隣家の男性が亡くなった。すると、10歳の孫が、隣家がざわついているのに気づき、よく知っているおじさんが死んだのだと聞いて、「あのおじさんはイエス様を知っているのか」と慌てて聞いた。コンプレン師は、「大丈夫」と答えた。数か月前「具合が悪い。コロナの様だ。入院するので、隣家のよしみで、しばらく家の面倒を見てほしい」という電話を受けた時、たまたまイエスの信仰に導いたのだった。

周りのニーズに気づいて、そのニーズに仕えること。キリストの愛を示していくこと。これは、私たちのミッションではなく、神のミッションだ。それも極めて緊急性の高いミッションである。人生は不確かだが、天国は永遠だ。しかしコンプレン師自身、昨今忙しさゆえにこの機会を逃してきたように思うと言われる。だからみなさんはこの神のミッションに最優先で参加する思いで日々過ごしていただきたいと。