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礼拝メッセージ

あなたこそ運命の人?
マタイ11:1-6

バプテスマのヨハネは腹を立てていました。もしイエスが本当に救世主なら、どうして自分はこんなに弱いのかと。実際やることなすこと上手くいかず、今は牢獄に居て、いつヘロデに首をはねられてもおかしくない。どうなっているんだと。僕らも、イエスが神なら、どうしてこんなに事がうまく進まないのかと、いらだつことがあります。

でも僕らの頂いている信仰は約束の信仰。今すぐ役立つ「ご利益信仰」とは違うのです。信仰生活は疑いとの戦いです。逆に疑う心も起こらない信仰は、チャレンジから離れた安全地帯の信仰で、本当の信仰生活ではありません。我々の頼るべきは、目先の順調さではなく、神の真実。真実なる我が救い主、主イエスにのみ目を注ぐべきです。

イエスは、自分は心の貧しい人としか働かないと、聖書の中で何度も語られます。「心の貧しい人は幸いです」の「幸い」を手にするために、僕らに必要なことは、僕らは何もできない者、何の資産も持たず、借金だらけの人間だと知ることです。その時初めて、僕らの中の神のかたちをした穴が、ほかのものではなく、神の祝福によって満たされるのです。