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礼拝メッセージ

私たちはこの方の栄光を見た
(齊藤耕師)
ヨハネ1:14-18

「三位一体がわからないこと、キリスト教会の最大の弱点はここにある」と、20年前、当時の浦和教会主任牧師の坂野師が、説教で語っておられたと言う。そこに愛の原点があるからである。「神は愛なり」(Ⅰヨハネ4:8,16)とあるが、一体(一つの神)だけでは、この真理は説明できない。これを説明するためには三位(或いは少なくとも二位以上)の神がおられ、そこに初めて愛の関係性が生まれるのである。

互いのために自分がある、自分以上に相手を大切にする、互いの栄光が現れる中で互いの独自性が輝く、そんな交わりが三位一体の神の本質なのだ。三位という別々の関係にありながら、そこには矛盾も対立もなく、愛の関係のみが存在する。ここに神の本質があるのだ。

浦和教会は交わりをテーマにしてきた。その真の意味、そしてその究極は、礼拝にある。賛美を通して我々は一つになるし、同じ神を見上げるときに我々は、真の一致を体験するのである。TCCは会堂のない教会だが、まずは礼拝を大切にすることで「キリストの愛に満たされた交わりの教会」を目指していきたい。