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礼拝メッセージ

心に切り込む
使徒2:32-41

ペンテコステの直後、3000人が救われたと使徒2章は言う。それはペテロの説教が鋭かったというより、聖霊が彼らに、「これは真実かもしれない。あなたも周りに引っ張られず、一生に一回ぐらい自分の頭で考えてみよ。」と語り掛け、さらに「あなたがイエスを十字架につけた」と知らせ、彼らはそれによって心を刺されたのだ。が、実は、これとおなじことが我々にも起こり、それが、回心と救いの秘訣となるのだ。

十字架上のイエスを見ると、あなたは自分の罪深さを知る。が、それと同時に、イエスがそこに居られることのもう一つの意味、すなわち、イエスのあなたに対する愛の強さも、あなたは知るようになる。イエスは十字架上で世界を失い、父の愛も失った。それはあなたを失わないため。あなたはイエスにとって何にも代えがたい大切な存在であり、イエスはあなたのために全てを失ってくださったのだ。

罪の力からの解放は、イエスがやってくれたことを知り、自分の心を溶かすことによって与えられる。その時、イエスを悲しませることはできないと自然に思うようになるのだ。実は、クリスチャンとは、イエスのしたことを知らなかった者が、それを知って、「私たちはどうしたらいいですか」と、悔い改めをもって問う者たちであり、実はこの経験のあるなしが、クリスチャンと宗教的なだけの人間との違いなのである。