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礼拝メッセージ

新しいコミュニティー
使徒2:40-47

私は最近ベートーベンとお友達になりました。それは彼の生い立ちを、キリスト教道徳の教科書から知ったからです。見栄えは悪く、20歳で耳を悪くした音楽家。彼はそんな自分も決して滅ぼさない神への賛美を曲にしていきます。そして最後に交響曲第九「歓喜」を完成します。こんな生来音痴の僕が、ベートーベンと心から響き合えるのは、正に奇跡で、それはイエスを信じる信仰という共通点を与えて頂いたからに他なりません。

さて、あなたにも、イエスを信じる信仰ゆえに交わりを持てたが、それがなければおそらくは一生付き合うことはなかっただろうというような友人はいますか。ペンテコステで聖霊を受けたクリスチャンたちは、元々なんの関係もなく、生活も文化もまるで異なる人たちでしたが、そんな彼らが親しくなり、いつも一緒にいるようになりました。それが今の教会家族です。そしてその交わりに、彼らは献身したのです。

CSルイスは、「賛美は楽しみを表現する手段だけでなく、その楽しさを完成させるものだ」と言います。確かにタレントでも、野球チームでも、同じ思いを持つ者たちでその栄光を応援すれば盛り上がります。が、人生を賭けるに値する栄光は神の栄光ただ一つ。我々の人生に置かれた様々な栄光は、最終地点を指し示す道路標識にすぎず、僕らはそこにとどまらず、栄光の神の為に生きる必要があるのです。