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礼拝メッセージ

二人目の迷子
ルカ15:20-32

放蕩息子の兄は、弟と同じく迷っていました。「父は出て来て兄をなだめた」とあるからです。兄は、からだは父のそばにありましたが心は離れていました。つまり兄は、神と共にいながら神を少しも知らないという恐ろしい状況にありました。だから道に迷っていたのです。

兄はその正しさゆえに、弟よりひどい迷い方をしていました。善意が悪意よりあなたを神から更に引き離す理由は2つあります。それは、1)善良さが、「自分こそが救い主になる」という神との戦い、罪のポイントを隠し、最終的に人生が崩壊した時、その問題点が弟より捜しにくいから。さらには、2)その正しさが自分の我を通す当然の理由になってしまうためです。

兄タイプの特徴は、1)自分の人生の状況に腹を立てていること。2)律法を愛していないこと。3)喜びも自信もないこと・・・の3点。しかし、もしあなたが恵みによって救われた罪びとなら、その福音を理解するなら、あなたは自分でも信じられないほどの確信を持つことが出来ます。