プライドが邪魔して自分の本当の姿に近づけない・・・それが、永遠のいのちを得る方法をイエスに尋ねたルカ18章の青年の姿でした。また「あのような取税人でないことを感謝します」と言ったパリサイ人でした。挫折は、そんな自分に気づかせてくれる素晴らしいチャンス。イエスは「取税人の方が神の国に近い」と断じられ、また金持ちの青年には「持ち物を全部売って施せ」と、あえて挫折の石を置くことで、彼を御国に招かれました。
我々には自分のことは自分で決めたいという強い思いがあります。つまり、プライドと神の導きは、常に敵対関係にあるのです。謙遜さは、神に導かれて初めて持つことが出来ます。「これまで何と重い鎧(よろい)を着て生きて来たのか」と。これはそれをはがされて初めて知る喜びであり、その時はじめて人生の波に乗ることが出来る。これが天国の入口なのです。
プライドとこだわりによって現実が受け入れられないことは、人生に多々あります。が、自分の貧しさを受け入れることで、神によって与えられた現実を初めて受け止めることが出来るようになります。リアルな神を知ることは祝福のスタート。クリスチャンの救いのすばらしさはここにあります。