キリストの最初の試練
ルカ2:34-35,4:1-13

「よい生き方は、よい人生をもたらす」と僕らは考えがちですが、これは違います。イエスは真実のみを語り、正しく生きたにもかかわらず、人間的には最悪の人生だったからです。人生は戦いです。そして戦いの前線は、サタンの王国とイエスの王国のせめぎ合いです。人の心のあらゆる選択肢の真ん中には線が引かれていて、僕らはそのどちらかを選ぶのです。そしてそのどちらかに賛成票を投じるたびに、僕らはその人に少しずつ似て行くのです。

サタンはイエスに「十字架抜きの王国」という「簡単な道」を示し、そこ引っ張りこもうとしました。これがサタンのやり方です。あなたにとっても、赦すことより恨み続けることの方が「簡単な道」です。ではあなたは今後、サタンのように行くのか、それともイエスのように行くのか。その選択の度に、あなたはそれを自分の性格に刻印していくのです。それが戦いの最前線です。

では救いはあるのか。イエスにあります。イエスの心は天の良いもので満たされていたので、サタンは足掛かりを見つけられませんでした。しかしイエスを模範とだけ見るなら、そこにあるのは失望です。それだけでなく、イエスは僕らの代行者として来られ、僕らが「父よ、僕の記録ではなく、イエスの記録によって僕を受け入れて下さい」と言えるようにしてくださいました。これが福音good newsなのです。