もしあなたが、神以外のキャリア、子供、他人の承認等にアイデンティティーを置くなら、そしてもしそれが脅かされるなら、その時あなたは自分の存在自体を失う。それがアイデンティティーの崩壊だ。そのアイデンティティーは自己正当化によって出来上がったものであり、そのしるしは軽蔑する者、憎む者、見下す者。その人はそのまま孤立と崩壊に向かうのである。
逆にあなたが、永遠に続く、神に基づくアイデンティティーを持つなら、そのアイデンティティーは驚くべき寛大さと精神のやさしさに特徴づけられる。貧しい者への愛、道徳基準のずれた者への愛、真のあわれみ、その者への奉仕が、恵みによって救われた者の必然的なしるしである。
このアイデンティティーを得るには、イエスがどれだけ自分を愛しているかを知る必要がある。聖書なしに、死人が生き返った事を見ても、あなたは恐れるだけだ。だからなぜ死んで復活したのかを、聖書に聞かなければならない。あなたを愛するから地獄に行った事には意味があるとイエスは言われるのだ。
もしこれまで自分が、自己正当化のアイデンティティーを築いてきたことに気づいたなら、「イエスが為されたことによって私を受け入れて下さい」と祈りなさい。その時アイデンティティーの変革が始まる。と同時に、死を恐れなくなる。なぜならイエスはあなたに代わって、永遠の死を受け入れられたから。その時あなたは、地獄が良い知らせだと気づくのである。