クリスマスの意味
Ⅰヨハネ1:1-4

イエスはいのちを与える預言者や、その道を教える教師ではなく、ご自身が永遠のいのちそのものでした。これがキリスト教と他の宗教の決定的な違いであって、それゆえにイエスは「わたしが道であり、真理であり、いのちだ」と宣言されたのです。

イエスが受肉し、人間になられた理由は、太陽を見るにはフィルターが必要であるのと同じように、肉で覆われなければ、僕らは神を見ることが出来なかったからです。人はイエスを通して初めて、人間の姿をした神を見ることが出来るようになったのです。

イエスを通して僕らは神に近づけます。イエスは天で持っておられた栄光を捨てるという、大きな犠牲を払ってこの世においで下さいました。もっと僕たちと近づくために。ですから今は僕らが、神に近づく努力をする番なのです。

クリスマスの教義は、神が世界を創造し、僕らを創造し、でもその僕らが神から離れて混乱していることを知った愛なる方が、ご自分の創造した世界を見つめ、その主人公である僕らを見つめ、愛したのです。そして神はご自分をその物語の中に書き込まれました。

僕らが愛する人に「永遠に愛する」と告白するのは、僕らが、愛は永遠だと知っており、そう感じているからです。そう感じる理由は、愛が元々時間や空間に属するものではないからであり、愛は別の場所からこの世に現れたのです。それがクリスマスです。