ご計画の中に在る安全
エペソ1:7-11

キリスト者はキリストに似たものに変えられるように運命づけられていると聖書は語ります(ローマ8:29)。我々は自由だが、それを上回る神の大いなるご計画が存在するのです。ヤコブ・ヨセフの混乱のファミリーに神が30年の沈黙を保たれたのは、神がどれほど頼れる方かを示すための神の計画でした。全てが「良いことへの計らい」(創世記50:20)だったのです。

パウロは嵐の中で、「あなたたちは死なないと神が私に告げました」と語ります。しかし、彼は選択の大切さも知っていました。だから今取るべき行動に細心の注意を払い、逃げようとする水夫たちを「あなたたちがいないと皆死ぬ」と、制止します。が、同時に、神が全てを支配していることも知っているので、きわめて平安だったのです。あなたにはこの境地があるでしょうか。

完全に警戒し、しかし同時に平安を頂いている。これは聖書の言う、人間の自由と神のご計画を受け入れた時にのみ得られるものです。それ以外のどこを探しても見つからない真理です。人の行為があり、神の計画がある。それらが共に100%と。このことを信じる時、僕たちはパウロのように力強い人間になれるのです。

あらゆるものの行く末は万物の崩壊だと、ウイリアム・バトラー・イェイツは言いました。しかしこの、全てが無秩序に向かう世界に在って、「一切のものがキリストに在って一つに集められる」とパウロは語ります(1:10)。真の王が来られる時すべては正され、イエスの中にのみ成就を見るのです。神の御顔を探し求めなさい。なぜならすべての歴史はそこに向かっているからです。