神の沈黙する主権
エステル2:5-10, 16-23

エステルが頂点に立てたのは、世への服従の結果でした。ほぼ世の妾、天空の支配者の側室状態でした。が、神はそのエステルの手を放さず、導き、愛し、偉大な存在に変えていくのです。今のエステルの手を取っても美しい女性の姿を見ることは出来なかったでしょう。イエスはあなたの欠点にかかわらず、あなたを美しくするためにその手を握り、全てを捧げて下さったのです。

イエスの姿を見た時、僕たちは、自分を世の側室から解放してくれる、真の美の定義を得ます。それまでは自己中心的な美の追求に追いかけられていました。が、無限の美しさを捨てて地上に来られ、人間となり、十字架にかかった姿を見た時、真の美しさを見たのです。僕らのために無限の美しさを捨てた姿こそが、真の美しさなのです。

またイエスは僕たちと結婚したいと言ってくれています。これは究極の比喩です。どうしてそんな比喩を使ったのか。それはバージンロードを歩いて来る花嫁を見て、花婿は「これほど美しいものは見たことが無い」と言うからです。その美しさは、イエスが為してくださった御業の衣を身に着けているから。そしてこの婚礼こそが、歴史の頂点なのです。

この新しい定義と、新しい体験があなたのものとなるのは、真の霊的な美の施術を通してです。それは往々にして苦しみですが、あなたが、「今自分は神の目に美しい」という絶対的な確信をもってその苦しみに耐え抜くなら、あなたの心は美しくなるのです。まるで圧力がダイヤモンドを生み出すように。このことを知る時、あなたの偉大な人生が始まります。