もしキリストが復活されなかったら
Ⅰコリント15:17-19

「キリストは、聖書にあるとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、また、葬られ、三日目によみがえられたこと」とあるように、パウロはまずイエスの死について語り、その後で復活を語ります。「死んで蘇った」と。つまり、復活はどこ …

イエスの卓越性
ルカ2:41-52,3:22-23a

詩篇2:7「あなたはわたしの子」は神の宣言です。古代社会においては、息子は父のすべてを引き継ぎます。皇帝の子は皇帝、地方行政官の息子は、放っておいても地方行政官になるわけです。父の地位、父の身分、父の富、父の財産はすべて …

イエスの真実の物語
ルカ1:1-4,24:18-27

「神を信じたいがむずかしい。そのための確かな論拠がほしい」という話をよく聞きます。が、神は完ぺきな論拠ではなく、完ぺきな人を与えられました。それがイエス・キリストです。イエスは議論の余地のないお方で、ご自身について語られ …

あの大いなる都を愛せよとの神の御心
ヨナ4:1-11

紀元410年のローマ帝国滅亡は、当時のクリスチャンにとって耐えがたい出来事でした。ローマはすでにキリスト教国でしたから、「神は自分らを見捨てた」とパニックになりました。が、それは、永遠の都(当時ローマ帝国は自らを「永遠の …

彼らに暴力を放棄させよう
ヨナ3:1-4:5

ヨナの怒りは、自分はいい人間という思から来ていました。神はなぜあいつらを罰しないのかと。道徳主義のこわさはここにあります。「よい人」の心に悪の芽生える姿を、聖書ははっきり描きます。イエスに暴力をふるう人間は、みな人から尊 …

ある青年の経験
(野口恭一師)
マルコ14:43-52

ゲッセマネで、ある青年が捕まりそうになって「たった一枚の亜麻布を脱ぎ捨てて、裸で逃げた」(マルコ14:52)とあります。これはおそらく筆者のマルコ自身のこと。でも彼はなぜこの話を、福音書に盛り込んだのでしょうか。 さらに …

神から逃げて
ヨナ1:1-10

ヨナは主の命令を聞かず、船で逃げ、船底で「死の眠り」につきます。それは神からの逃避がもたらす昏睡でした。罪とは、ルール違反をすることではなく、神との関係性を断ち、神抜きのアイデンティティーに生きようとすることです。その時 …