キリストの遠さと近さ
ヨハネ13:33,36-38

ペテロが発した「主よ、どこへおいでになるのですか」の問いは、全人類が発し続けている問いです。「神よ、あなたは私の人生で、この世界で、歴史の中で、何をなそうとしておられるのですか」と。ペテロはイエスの語った「わたしが行くと …

神のうしろ姿を見るハガル
創世記16:1-16

僕らはある程度のポジションを獲得すると、「この組織は自分無しでは回らない」と誤解し、横柄になってしまうことがあります。懐妊後のハガルがそれでした。大エジプトから都落ちし、不本意なヘブル人の奴隷をさせられてきたハガルは、そ …

イエスの戒めは新しい
ヨハネ13:31-35

世の中に不条理があると言っても、神の子であるイエスキリストが人間によって殺され、のろいの木にかけられるほどの不条理はないわけです。が、そのユダの裏切りと同じ舞台にあって、イエスは、「これぞ栄光」と言い、この不条理に勝つ愛 …

人間に対する最高の評価
ピリピ2:13、詩篇14:1-7

僕たちは、自分の人生に於いて何か大きなことをしたいと願います。それをambition、野心と言います。特に青年時代のそれは強烈です。その根っこは、自分がいい思いをしたい、勝ちたい、あいつの上に立ちたい、支配したいという間 …

闇に勝つために
ヨハネ13:21-30、ルカ10:30-37

リーダーは孤独だという言葉があります。リーダーになって「答えを出さないとだめ」となると、とたんに力が入ります。こだわりも出て来るし、ついそれを愛より優先してしまいます。僕らはどこか、トップよりナンバー2の方が楽だという思 …

アブラハムへの神の約束
創世記15:1-21

アブラハムは神のことばを疑いました。それどころか失望と落胆のどん底にいて、顔を上げることすらできない状態でした。神は自分に子孫を与えるとは言われるけど、自分はもう歳だし、妻はもともと不妊だし、今さら子どもなど授かるはずが …

いのちと愛の手本
ヨハネ13:12-20、ゼカリヤ14:4-9

人に裏切られることは人生最大の苦しみ、悲しみです。旧約聖書のヨセフは、兄たちに裏切られ、献酌官長にも忘れ去られてしまいました。が、そんなヨセフを支えたのが、「主がヨセフとともにおられた(ので)」という事実でした。要は、人 …