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礼拝メッセージ

将来と希望を与える計画~祈りによる成熟
(北野献慈師)
エレミヤ29:10-14

Ⅰ.あなたを愛する神の計画 (1)あなたを顧み、慈しむ神(エレミヤ29:11,12)「まことに、主はこう言われる。『バビロンに七十年が満ちるころ、わたしはあなたがたを顧み、あなたがたにいつくしみの約束を果たして、あなたがたをこの場所に帰らせる。』」(29:10) (2)平安を与える神(29:11) (3)将来と希望を与える神「家を建てて住み、果樹園を造ってその実を食べよ。」(29:5) Ⅱ.あなたを求める神の計画 (1)あなたに町の平安の祈りを求める神「わたしがあなたがたを引いて行かせた、その町の平安を求め、その町のために主に祈れ。その町の平安によって、あなたがたは平安を得ることになるのだから。」(29:7) (2)あなたの祈りを求める神「あなたがたがわたしに呼びかけ、来て、わたしに祈るなら、わたしはあなたがたに耳を傾ける。」(29:12)

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礼拝メッセージ

わたしはあなたがたの繁栄を回復する
(高橋秀典先生)
エレミヤ29:10-14

この10年、日本は3・11やコロナ危機といった様々な困難に遭遇しています。思うに任せない挫折感を味わっておられる方も多いことでしょう。しかし、聖書は「地は変わり、山々が海に沈むほど揺らぐ…神は夜明け前にこれを助けられる」(詩篇46篇)と、どのような状況にあっても、全てを支配しておられる神が共におられることを教えています。 イスラエルの歴史において、バビロン捕囚はまさに信仰の根幹を失うという危機でした。一方で国が変わる契機ともなりました。最も大きな変化は礼拝の形でした。神殿でいけにえを献げることができなくなり、各地にできた会堂でレビ記が朗読されるようになりました。そしてイエスがその十字架と復活によって、まことの礼拝の形を完成されたのです。「まことの礼拝者たちが、御霊と真理によって父を礼拝する時が来ます。今がその時です。」(ヨハネ4:23) バビロン捕囚のさなかにエレミヤは「将来と希望」を語りました。全てのクリスチャンは、「元どおり」の状態への回復ではなく、神が共におられるという繁栄(シャローム)の実現を主に信頼し、自分の力を抜いてまず神の御前にしずまる者でありたいです。「静まれ。そして、知れ。『わたしこそ神…』」(詩篇46:10)

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礼拝メッセージ

東京のど真ん中に立つ教会
エレミヤ29:4-7、創世記11:3-4、黙示録21:2-3

イスラエルの民は、自らの不信仰のゆえにバビロン捕囚に遭いました。が、それは神の世界宣教の一環でした。それゆえ彼らは、引いて行かれた敵国の都バビロンの繁栄を祈るようにと神に求められました。実は、東京都心に置かれている僕たちについても、同じくこの東京のために祈ることを神は期待しておられます。それは、この東京の繁栄が自らの繁栄でもあるからです(繁栄は、ヘブル語でシャローム)。そのためには宣教のために都心に導かれた「捕囚の民」である我々が、まず神に癒されることが必要で、そのためには赦し赦され愛し愛される場としてのコミュニティーが不可欠であり、そのためにこのTCCが東京に立てられました。 ところで僕らは仕事に全身全霊を注ぎます。それ自体は良い事です。が、その成果や組織を通してアイデンティーを確立しようとするとき、仕事や組織が偶像化し、結局ひたすらそれを通して「名をあげる」だけの空しい人生となります。そこでは優越感が支配し、その人は結局「良好な人間関係と栄光ある人生」の両方を手にすることはできません。この両方を獲得するために必要なのが、神との確かな関係、真のシャロームなのです。さて、あなたの人生はどちらを向いているでしょうか。