映画「幸福の黄色いハンカチ」の主人公高倉健は不器用な男で、ある日かっとなって人を殺め、6年服役することとなる。その間、「こんな男とは別れて新しい生活を始めてほしい」と妻・倍賞千恵子に手紙を送るが、「しかしもし待っていてくれているなら、黄色ハンカチを見える所に出しておいて」と書き添える。刑期満了の日、武田鉄矢、桃井かおりの車に乗りあわせ、「かくかくしかじかだが、待っているはずがないので見にいくのはやめる」と言いだすのだ。が、彼らは「絶対見に行くべきだ」と強く勧める。
僕らは、罪深い習慣や誘惑、弱さから身を守るために、しばしば一人で努力し、自らの意志で方向転換しようとする。が、僕らの意志は弱く、それはまず成功しない。自分の力で悪い霊を一旦追い出せたとしても、再びそれは戻って来て、その時あなたの状態は初めより悪くなるからだ(12:45)。大切なのは神の救いに頼ること。すなわち自分の力による解決をあきらめるのだ。クリスチャン同士の交わりの大切さがここにある。
高倉は怖くてその家を見ることはできなかったが、武田と桃井が代わりに見に行き、ハンカチを見つけるのだ。彼らがいなかったらこのハッピーエンディングは無かったということ。つまり僕らは、信仰の友と歩み、試練の中で「助けてほしい」と頼まなければならない。困難にぶち当たったり、誘惑に負けそうになったりした時は祈ってもらおう。人生は一人で歩くものではない。もっと神に、もっと霊の友に寄り添ってもらおう。その時神は、様々な助けをもって、あなたの救いを完成させてくださるのだ。